皆さん、「SaaS」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
なんだそれ…初めて聞くなぁ。
と思う方もいると思いますが、今の世の中PCやスマホを使っている人や企業のほとんどが、知らず知らずのうちにSaaSに触れていることが多々あります。
そして近年SaaS業界は急成長を遂げており、就職先としても転職先としても非常に高い人気を集めているのです。
私自身も就職活動の時に初めて知りましたが、SaaS業界はとても魅力的な業界です!
そこで本記事では、SaaS業界に就職した社会人の視点から、SaaS業界の特徴や魅力をお伝えしていきます!
私自身が文系出身でありITのことには疎かったからこそ、初心者の方にもわかりやすいように説明します!
- SaaSとは何か
- SaaS業界の特徴と魅力
- SaaS業界をオススメする理由
SaaSとは?
SaaSとは、「Software as a Service」の略で、「サース」や「サーズ」と呼ばれています。
そして、クラウド上に作られたサービスやアプリケーションを、インターネットを通して利用する形態のことをいいます。
↓クラウドのイメージ図はこんな感じ
図に当てはめて考えると、クラウド=雲であり、この雲に保存されたデータやサービスを『いつでもどこでもどのデバイスからでも』利用することができるのです。
一方で従来のサービスやアプリにはこの雲が存在しておらず、それぞれのデバイスごとにデータやサービスを利用していました。
しかし、クラウドを用いたSaaSの仕組みを利用することで、必要な時に必要な分だけ雲から取り出して使用することができるのです。
つまり、クラウドサービスを利用することで、ユーザーはネットワークを通じて様々なサービスを手軽に利用することができます。
身近な例だと、みなさんの中にはGmailを利用したことがある人が多いのではないでしょうか。
Gmailは、Google社のクラウド上に構築されたメール用のアプリケーションを、インターネットを通じて利用していますよね。
ここでのポイントは、
- インターネットを通じて
- パソコンやスマホなどデバイスを問わず
- いつでもどこでも
利用することができる点です。
このクラウドの特徴のおかげで、インターネットにさえつながっていれば、いつでもどこでもデバイスを選ばずに使うことができるようになりました。
そして、このSaaSというテクノロジーを利用することで、様々な企業や組織の”業務の効率化”や”生産性アップ”をはかることができるのです。
SaaS企業の特徴
SaaS企業には大きな特徴が4つあります!
- サブスクリプション型モデル
- 導入して終わりではなく、導入してからがスタート
- 場所に縛られることなくアクセスが可能
- 複数人で共有することができる
サブスクリプション型モデル
SaaSはサブスクリプション型モデルであるため、月額課金制なのです。
つまり、企業が直接所有するのではなくて、レンタルのように月単位でサービスとして提供するタイプのソフトウェアです。
そのため、使った分の料金を毎月支払う形なので、初期費用や継続費用を安くすませることができます。
企業に導入してからがスタート
SaaS業界は一般的な業界に比べて、特殊な業界です。
なぜなら、売って終わりではなく、売った後がスタート地点となるからです。
SaaS業界はサブスクリプション型モデルであるため、「いかに継続的に使い続けてもらうか」が売り上げを伸ばすカギとなります。
そのためには、顧客との信頼関係の構築や、顧客のニーズをサービスに反映し続けること・顧客満足度が非常に大切になってきます。
多くの人に長く使い続けてもらえばもらうほど、会社の利益へと繋がるということですね!
場所に縛られることなくアクセスすることが可能
全てのデータはクラウド上に保管されているため、インターネットさえあれば、自由にアクセスすることが可能です。
コロナウイルスの影響で多くの企業のリモート化が進んでいますが、このような状況下だからこそ、場所に縛られることなくアクセスできるSaaSとはとても魅力的なサービスなのです。
複数人で共有することができる
一人だけではなく、部署やチームなど関係なく、複数人でアクセスできることも特徴の一つです。
これによって
- 情報をオープンに共有したり
- 無駄なコミュニケーションを削減したりすることができる
その結果、業務の効率化を図ることができます。
「情報共有不足」はミスを生じさせてしまう大きな要因となりますが、SaaSを利用することで、情報共有も漏れなく行うことができます。
SaaS業界をオススメする理由
SaaS業界をオススメする理由は2つあります。
- 顧客のニーズを反映すればするほど企業の売り上げも伸びる
- まさに今!成長真っただ中にいるため
顧客のニーズを反映すればするほど企業の売り上げも伸びる
先ほど説明したように、SaaSはサブスクリプションモデル(月額課金制)となっています。
そのため、顧客に「使い続けてもらうこと」が何よりも大切であり、そのためには顧客のニーズをサービスに反映したり、顧客満足度を高め続けたりする必要があるのです。
そして、顧客のニーズがサービスに反映されればされる程、顧客は継続的に利用するようになり、会社の利益にもつながります。
つまり、顧客のニーズを満たすこと=会社の利益となるのです。
ここが一致するビジネスはなかなかありません。
顧客のニーズばかりを反映していれば会社に利益が入らないこともあれば、逆に会社の利益ばかりを優先し、本来は顧客のためにならないものを売らなければならない場合もたくさんあります。
もっとわかりやすく言うと、
これを売ることはお客さんのためにはならないけど、今月の数値目標を達成するためには売らなくてはならない‥‥
という悩みをSaaS業界では持つ必要がないのです。
そのため、SaaS業界では顧客のニーズを反映すればするほど、企業の売り上げも必然的に伸びていくビジネスが成り立っていると言えます。
中田敦彦のYouTube大学でも「上限がないビジネス」としてSaaSが紹介されているので、ぜひ見てみてください^^
まさに今!成長真っただ中にいるため
国内市場を見ると、SaaS市場自体は年間に約13%の伸び率で成長しており、スマートキャンプ株式会社によると、2024年には市場規模が約1兆1,299億円へと拡大すると言われています。
また、アメリカをはじめとする海外でもSaaS市場の活躍は著しく、年平均約20%で成長、市場規模は約9兆円となっています。
それくらい今の時代は国内外問わずSaaS業界への注目度が高まっており、成長の真っただ中にいるビジネスなのです。
だからこそ、そんな真っただ中にいるビジネスに携わることで、ビジネスの成長と一緒に自分自身も成長させることができるのではないでしょうか。
成熟しきった大きな市場規模を持つ業界に行くことも選択としてあると思いますが、ものすごい勢いでこれから確実に大きくなる市場に携わる選択というのも面白そうだと思いませんか?
まとめ
「SaaS業界」を初めて聞いた方も多いかもしれませんが、SaaSの特徴や魅力は伝わったでしょうか。
まさにこれからの時代の中で伸び続けることが考えられるからこそ、私自身も非常にワクワクする業界だと感じます。
SaaSに興味を持った方はぜひ、就職先や転職先の選択肢として考えてみてください!^^
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